2008年12月22日

駒澤大学 154億円損失でキャンパスも担保に!?(2)

駒澤大学は、
資産運用により154億円もの巨額の損失を出した経営責任を問われ、宮本延雄理事長を解任したようです。

(asahi.com/2008.12.19)

駒大、理事長を解任 資産運用で154億円損失

(駒澤大学/2008.11.28)(一部抜粋)

資産運用による損失について

 このたび駒澤大学は、資産運用においてサブプライムローンの影響、株価の暴落、為替変動等により、多額の損失を発生することとなりました。皆様には大変ご心配をおかけしていることを心からお詫び申し上げます。
 大学においてはこの損失がこれからの大学運営に重大な支障を与えることのないように取組み、これまでどおりの教育・研究・学習環境の維持、向上に努めてまいりますので、ご理解ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

1  このたびのデリバティブ取引(通貨スワップ、クーポンスワップ)における損失は154億円で、その解約等のために111億円の銀行融資を受けましたが、今後の大学の教育・研究・課外活動等に支障のないよう返済計画を立てております。この取引はすべて解約いたしましたのでこれ以上の損失が生じることはありません。なお、担保として提供した大学施設等が使用出来なくなることはありません。
 今後は大学の管理運営・組織等を見直し、効率的・機能的、かつ堅実な運営に努めます。また、大学の事業計画、予算、決算等は、これまでどおり大学ホームページ等により情報公開を行います。

2  在校生の皆様並びにこれから受験される皆様は、これまでの学習・課外活動・その他学生生活の環境が変化することはありませんので安心して学業に専念してください。大学は入学時の学費(入学金、授業料、施設設備資金、実験実習料)を卒業時まで変更することはありません。

3  保護者並びに卒業生等関係者の皆様には、今後ともこれまで同様のご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

 駒澤大学は二度とこのようなことが生じないよう万全を期すとともに、誇りある開校126年の伝統を堅持し、健全な大学運営に努めてまいります。今後とも駒澤大学を何卒よろしくお願い申し上げます。

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