2008年2月21日

鹿児島大学 大学ブランド焼酎「篤姫酵母仕込み 『天翔宙』」

鹿児島大学は、
今和泉島津家の屋敷跡の隼人松原から採取した土から分離された酵母を「篤姫酵母」と命名し、この酵母を使用した大学ブランド焼酎を開発したようです。

なお、「篤姫酵母」という名称は商標出願しているようです。

(鹿児島大学/2008.02.07)(一部抜粋)

天璋院篤姫ゆかりの酵母による大学ブランド焼酎を開発

 鹿児島大学では、NHK大河ドラマ「篤姫」の主人公 天璋院篤姫にゆかりのある今和泉島津家の屋敷跡(現:指宿市立今泉小学校)の隼人松原から採取した土から分離された酵母を「篤姫酵母」(あつひめこうぼ)と命名(商標出願)し、これによる大学ブランド焼酎を開発したことについて2月7日、記者発表しました。
 
 記者発表では、吉田浩己学長が「今回の『篤姫酵母』大学ブランド焼酎は、本学が目指す地域とともに社会の発展に貢献する大学として象徴的なものであり、今後も地域の期待に応える人材養成と研究成果の還元に邁進したい」と挨拶。その後、農学部焼酎学講座の高峯和則准教授と焼酎メーカー社長である大山修一氏(大学院農学研究科1年在籍)から今回の経緯等について説明がありました。

 「篤姫酵母」は、高峯准教授が、出身の地でもある今和泉島津家の別邸跡の100ヶ所の土をサンプリング。それを農学部焼酎学講座実習棟「北辰蔵」において、特別な条件で設定された培地により分離して得られたものです。
...(略)...
 「篤姫酵母」を使用した本格いも焼酎の商品第1号は、ゆるぎない信念をもって激動の時代を生き抜いた天璋院篤姫の思いが天翔ける風となってふるさとの宙(そら)に語りかける様をイメージして「篤姫酵母仕込み 『天翔宙』(てんしょうちゅう)」と名付けられ、2月20日から大山氏の会社で販売開始される予定。

 鹿児島大学では、分離した酵母を希望の焼酎メーカーに無償で提供し、提供先には、商品に「篤姫酵母」または「姫酵母」を学章及び大学名とともに使用許諾することとしています。

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