2008年1月30日

京都府立大学 准教授が他大学を中傷する文書を高校へ送付

京都府立大学は、
同大学の准教授が、他大学を中傷する文書を高校へ送付していたようです。

(京都府立大学/2008.01.25)(一部抜粋)

「『生命分子化学科』一般入試の御案内と御願い」文書に係るお詫び

 この度、本学准教授が、全国301校の高等学校進路指導部あてに、本学への受験を推奨するために、きわめて不適切な内容を記述した文書を送付していたことが判明しました。本学は、1月24日(木)夜に緊急の記者会見を行い、関係の皆様に対して大学としての心からのお詫びを申し上げたところです。
 この文書は、平成20年4月に新たに設ける「生命分子化学科」の担当予定教員が、個人的な立場で新学科のPRを各高等学校の進路指導部の先生方に対して行おうとしたものであります。
そこには、大阪府立大学や大阪市立大学のある大阪府南部地域を悪し様に評した上で本学の受験推奨をはじめ、個人的な思いこみによる断定等、きわめて不適切な表現や内容が多く記述されており、大学として大変遺憾に存じております。
 とりわけ大阪府南部地域に対する表現は、全く事実無根の内容であり、決して容認できるものではありません。大阪府南部地域の皆様と大阪府立大学、大阪市立大学並びに関係の皆様には改めて深くお詫びいたします。
 京都府立大学としては、今回の事態を重く受け止め、学内に調査委員会を設け、事実経過や背景、文書内容に関する大学としての見解や再発防止策を取りまとめ、公表するとともに文書発送者の厳正な処分をいたす所存であります。
 御迷惑をおかけした多くの皆様方に、重ねて心よりのお詫びを申し上げます。


京都府立大学では、同大学の在学生向けにもコメントを出しています。

(京都府立大学/2008.01.25)(抜粋)

京都府立大学の在学生の皆さんへ~「『生命分子化学科』一般入試の御案内と御願い」文書について~

 この度、本学准教授が、全国301校の高校進路指導部あてに、本学への受験を推奨するために、きわめて不適切な内容を記述した文書を送付していたことが判明しました。本学は、1月24日(木)夜に緊急の記者会見を行い、関係の皆様に対して大学として心からのお詫びを申し上げたところです。
 本件については、報道機関に大きく取り上げられ、早速、各方面から当人はもとより本学に対しても厳しい叱責の声が多数寄せられています。
 本学としては、今回の事態を重く受け止め、学内に調査委員会を設け、事実経過や背景、文書内容に関する大学としての見解や再発防止策をとりまとめ、公表するとともに、調査結果に基づき厳正に対処していく考えです。
 なぜこのような事態が生じたのかは、調査結果を待たなければなりませんが、発生を防止できなかったことは非常に残念であり、学長として自責の念に堪えません。
 日頃、勉学や課外活動に励んでいる学生の皆さんにとって、教員の心ない行動によって、突如、本学が社会の批判にさらされることは耐え難いことと思います。本当に申し訳なく、心からお詫びを申し上げます。
 今回のことで皆さんの学生生活に支障が生じないよう、万全の対処を行っていきますので、動揺しないようにしてください。
 今後、教職員一同、本学の信頼回復のため全力を挙げて取り組んでいきますので、皆さんの御理解をお願いします。

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