2007年9月11日

熊本大学 医学部附属病院の医師がUSBメモリを紛失

熊本大学の医学部附属病院において、
同病院の医師がUSBメモリを紛失したようです。

紛失したUSBメモリには、患者の個人情報(氏名、住所、電話番号、所見、画像など)が含まれているようです。

(熊本大学医学部附属病院/2007.09.06)(一部抜粋)

個人情報を保存した電子媒体の紛失について

 本院において、医師がUSBメモリ(記録媒体)を使用してパソコンで診療録サマリ(要約)を作成していた際、患者様の個人情報の入ったUSBメモリを紛失する事態が発生しました。
 関係する患者様には、多大なご迷惑をお掛けしましたことを心からお詫びを申し上げますとともに、以下のとおり概要の報告を申し上げます。

1.医師が紛失したものは、USBメモリ1個で入院した患者様20名分の診療録サマリです。警察署へは紛失確認後、当該医師が9月4日(火)15時頃に遺失物届を提出いたしました。


2.紛失の経緯は、本人の申し立てによると次のとおりです。
 医師は、8月27日(月)9:00頃病棟にて診療録サマリを作成していました。検査のため、10:00頃別棟に向う際、USBメモリをパソコンから抜き忘れたまま退室したと思われ、その後病棟業務を行いました。
 医師は、8月28日(火)9:00頃資料作成時に、USBメモリがないことに気づき、31日(金)まで病棟勤務を行いながら継続的に探したが発見できなかったので18:10頃病院へ紛失した旨を報告しました。
 なお、USBメモリは当該医師の病院名札と一緒になっておりました。


3.当該医師の所持していたUSBメモリの個人情報は次のとおりです。
 USBメモリ内のデータは、20名分、その内容は、(1)患者様氏名、(2)患者様ID、(3)住所、(4)電話番号、(5)病名、(6)退院後の方針、(7)入院までの経過、(8)身体の所見、(9)入院後の経過、(10)感染、嗜好等、(11)禁忌薬剤、(12)退院時の状態、(13)主治医考察、(14)一般検査所見、(15)確定診断に至った重要検査所見、(16)その他の検査所見(一部画像も含む。)で、匿名化・暗号化の処理がなされておりません。


4.紛失したUSBメモリに記載されていた患者様には、紛失した個人情報の内容と紛失の経緯について事情を説明し、謝罪しております。



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