「ローズ教授講演会 大学資本主義と新経済」(国立教育政策研究所)
2007.04.25には国立教育政策研究所で講演会が開催されます。
テーマは、「ローズ教授講演会 大学資本主義と新経済」。
(国立教育政策研究所)(一部抜粋)「ローズ教授講演会 大学資本主義と新経済」の開催について
高等教育研究部では、平成19年4月25日(水)に標記の講演会を下記により開催いたします。つきましては、広く関係各位のご来臨をたまわりたく、ご案内を申し上げます。
【趣旨】世界各国の高等教育ガバナンスをみますと、教育プログラムの商品化や財源獲得のための委託研究の拡大など、企業と同様の行動様式とマネジメントが、高等教育の発展段階にかかわらず広がっています。アメリカ、イギリス、オーストラリアなど、アングロ・サクソン諸国にとりわけ顕著なこの傾向を、 Academic Capitalism(1997)としていち早く定式化したのはシーラ・スローター教授、ゲーリー・ローズ教授らアリゾナ大学の研究グループでした。
その後、ローズ教授らは情報産業など高度知識経済の発展と大学経営の企業化について研究をすすめ、Academic Capitalism and the New Economy(Johns Hopkins University Press, 2004)を著しました。理事会、学長、学科の各組織レベルにおいて進展する教育研究活動の商品化と、個別大学を超えた高等教育ガバナンスのネットワーク形成に関する同著の分析は、日本の高等教育の今後を考察する上でもきわめて示唆的かと思います。
講演者のローズ(Gary Rhoades)教授はアリゾナ大学・高等教育研究センター長(Director of the Center for the Study of Higher Education at the University of Arizona)です。この講演会は東北大学高等教育開発推進センターとの協力により、24日(仙台)、25日(東京)、26日(広島)と連続して行われます。ローズ教授は日本の高等教育にもご関心があり、当日はフロアとの活発な討論を期待しているとのことです。記
日 時:平成19年4月25日(水)午後2時から4時まで
場 所:国立教育政策研究所 目黒庁舎 南館会議室
内 容:講演は英語で行われますが、質疑や討論は日本語でもご参加いただけます。