熊本大学 教員らに約1300万円賠償命令(福岡高裁)
1999年に熊本大学医学部漕艇部(ボート部)の新入部員の学生が、
新入生歓迎会後に死亡した。
新入生歓迎会において、先輩などから飲酒を強要され、
泥酔状態になったときも救命措置など適切な措置をとらなかったとして、学生の両親が損害賠償を求めていた。
その判決が2006.11.14に福岡高裁であった。
一審(熊本地裁)では、
「死因は不明で急性アルコール中毒とは認めがたい」とされておりましたが、
福岡高裁の判決は、
「泥酔した下級生の安全に配慮する義務があった」として、
ボート部部長であった教授、上級生ら8人に、
約1300万円の賠償金支払いを命じました。