2006年10月 4日

『Mobile Academy(モバイルアカデミー)』株式会社アルク

株式会社アルクがメールで学習コンテンスの配信サービス『Mobile Academy(モバイルアカデミー)』を開始。

(株式会社アルク/2006.09.26)(一部抜粋)
「Mobile Academy(モバイルアカデミー)」2006年10月よりサービス開始

 株式会社アルクは株式会社日本統計事務センターと共同で、大学・専門学校向けに学生の基礎学力支援のためのモバイル学習サービス『Mobile Academy(モバイルアカデミー)』の提供を2006年10月より開始いたします。

■『Mobile Academy(モバイルアカデミー)』の開発の背景
現在、日本の大学や専門学校では、基礎学力の低下が大きな問題になっています。18歳人口の減少や「ゆとり教育」に原因があるようですが、推薦・AO入試等学力の成績を重視しない入学方法の多様化にも原因があると言われています。学生全体の基礎学力低下もさることながら、同じ大学・専門学校の同じ学科の新入生間での基礎学力に大きな差が生じていることが、現在非常に問題視されています。しかし、学力支援教育を必要とする学生に対して、入学前や入学後、日本語(漢字)や英語の基礎学習を継続して、個別に実施していくことは容易なことではありません。『Mobile Academy(モバイルアカデミー)』では学生のレベルに合った内容を毎日少しずつ、継続して個別配信する学習方法を提供することにより学習支援と学習の動機付けを行います。さらに、希望者には資格取得支援を行います。

■特徴
1:PUSH型携帯配信サービス
学習者に最適な学習コンテンツが、登録された学生の携帯アドレスに毎日ほぼ同じ時間に自動的に配信されます。
2:進捗状況の表示
学習の進捗状況をひと目で把握できる画面もあります。先生方や学習管理者はPCから進捗状況(*1)の把握が可能です。


■コンテンツ
1:英語コンテンツ(提供:アルク):SVLⅠ~Ⅵ 6000語(*2)を学習者のレベルによって配信します。
2:日本語コンテンツ(提供:日本漢字能力検定協会)漢字検定2級から5級を学習者のレベルによって配信します。
3:資格試験対策や就職対策等のコンテンツを配信予定です。
 ・基本情報技術者試験/・初級システムアドミニストレーター試験/・秘書検定試験/・SPI


■広告モデル
1:学生の携帯に学習コンテンツを毎日配信(学習の必要性を醸成/動機付け)
2:学習画面に携帯バナー広告を掲載
3:バナー広告はアルバイト、セカンドスクール、就職情報等学生に役立つ情報を掲示
4:属性・エリアの明確な対象に毎日確実に配信
◎大学のメリット→基礎学力・資格取得支援
◎広告企業のメリット→属性明確な学生へのアプローチ
◎学生のメリット→学習動機付けと有益情報収集

■対象マーケット
アルク ネットアカデミー(*3)を導入している全国の大学、専門学校など500校1,500,000人を対象。

上記引用文の出てきた用語について

(*1)学習状況の把握に必要なLMS(Learning Management System)および携帯メール配信システムは、株式会社日本統計事務センター(京都市西京区)が開発を担当。

(*2)SVL・・・「日本人英語学習者にとっての重要度」と「ネイティブスピーカーの使用頻度」を基準に、アルクが厳選した全12000語の重要英単語リストのこと。

(*3)アルク ネットアカデミー・・・株式会社アルクと日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社が共同で開発した画期的なeラーニング・システム。1998年のリリース以来これまで全国約300の教育機関ほか一般企業にも採用され、特に国立大学では、およそ75%の大学に導入されている。(2006年7月末時点)

[関連サイト]
アルクグループ
スペースアルク

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