2006年9月25日

学校法人谷岡学園 追加納付1億円。

大阪商業大学などを経営する学校法人谷岡学園が大阪国税局の税務調査を受け、前理事長への退職金が「賞与」にあたると指摘され、追加納付で1億円おさめたそうです。



(学校法人谷岡学園/2006.09.15)(抜粋)

お詫びとお知らせ

 本学園谷岡太郎総長が、平成9年から同17年にかけて学長、理事長等を退くに際して、本学園から支給しました退職功労金に関し、高額に過ぎるなどとの内容で昨日新聞等において報道がなされました。

このことにつきまして、在校生、保護者、卒業生の皆様をはじめ、広く世間の皆様をお騒がせ致しましたことを、まずもって深くお詫び申し上げます。

 報道にありますとおり、大阪商業大学学長退任時、大阪女子短期大学学長・同高等学校校長退任時、理事長退任時にそれぞれ退職功労金を同氏に支給しておりますが、これは、学園の取り決めに基づいた額を最高決議機関である理事会の承認を経たうえで支給しているものであります。
 
 谷岡太郎総長は、本学園の礎となった大阪城東商業学校時代の昭和21年に理事に就任して以降、平成17年3月に理事長を退任するまで56年余の間に、ひとりでも多くの「世に役立つ人物」を育てたいとの一念から、私財を投げ打ち、本学園を2大学、1短期大学、2高等学校、1幼稚園を擁する一大教育機関に育て上げてまいりました。

 同氏は、時に理事長と学長、校長を兼務し、加えて外部の教育関係機関の要職を歴任するなどの激務をいとわず、本学園及び設置校の地歩を磐石のものとした功績はまことに多大であり、退職に際しては、それに見合う額の功労金を支給されて然るべきであると私どもは考えております。

 しかしながら、今回の新聞報道において惹起された社会通念に照らしていかがかとの問題に対しましては、いたずらに自らの今の考えに固執することは一切考えておりません。

 今後は、退職功労金にとどまらず、何事に関しても社会から疑義を持たれるようなことのないよう、透明性を確保しつつ、なお一層教育研究に力を注いでまいる所存ですので、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。



報道によると、退職金は合計で13億円だったそうで、大阪商業大学学長を退職する際に約2億円、大阪女子短期大学学長退職の際に約2億8000万円、学校法人理事の退職の際に約8億円の退職金が支給されていたそうです。

[関連サイト]
大阪商業大学
大阪女子短期大学
神戸芸術工科大学

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コメント[1]


私財投げ打ち、多大な功労があったからといっても退職金は合計で13億円では、
一般論からして公的性格を帯びているはずの学校法人にあるまじき金額でしょう。

まぁここはかの有名な谷岡一族の学園なんでね。。。。仕方ないか。