甲南大学 Shareにて履修者情報流出
甲南大学で履修者506名分の情報が流出したそうです。
流出の原因は、ファイル交換ソフト「Share」とのこと。
(甲南大学/2006.09.19)(抜粋)この度、本学の理工学部開講科目及び法学部開講科目の履修者に関する個人情報506 件が流出している事実が、9月11日文部科学省からの連絡により判明致しました。履修者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げますとともに、流出した情報の内容及び経緯等について、下記のとおりご報告いたします。
記
1.流失した履修者情報
①2005 年度 理工学部情報システム工学科 「プログラミング実習Ⅱ」
学籍番号・履修者氏名・出欠記録・各回レポート成績・再履修者情報
2006 年度 理工学部情報システム工学科 「プログラミング実習Ⅱ」
学籍番号・履修者氏名・出欠記録・各回レポート成績
合計301 名
これ以外の情報は、一切流失しておりません。②2005 年度 法学部「情報処理Ⅰ③④クラス」、「情報処理Ⅱ③④クラス」
学籍番号・氏名・出欠記録 205 名
これ以外の情報は、一切流失しておりません。2.経緯と対応
本学においてティーチングアシスタントとして勤務していた大学院生が、業務上使用する上記の履修者情報ファイルを学内ルールに反して自宅に持ち帰り、私物パソコンに当該ファイルを保存した記憶媒体を接続した状態でファイル交換ソフト「share」(シェア)を起動させたことによって、コンピューターウィルスに感染し、上記の履修者情報が外部に流出したものです。
文部科学省からの連絡を受けた後、直ちに、当該パソコンを保全して被害の拡大を防ぐとともに、外部専門家のコンピューターフォレンジック(デジタル鑑識)による事実関係の徹底した調査と原因究明を実施し、全容を把握すべく検証いたしました。また、文部科学省へ報告を行い、当該科目の履修者には学長名でお詫びの文書を送付いたしました。3.今後の対応
個人情報保護の意識喚起及び個人情報保護ルールの遵守徹底、私物パソコンにおけるファイル交換ソフトによる情報流出に対する注意喚起、ティーチングアシスタントへの指導の徹底と指導体制の見直しを行う等の再発防止策を講じ、全学を挙げて信頼を回復すべく全力を尽くす所存です。皆様におかれましては、何卒ご理解とご指導を賜りますようお願い申し上げます。