筑波大学 残業代不払いで是正勧告
筑波大学では、時間外勤務等の管理について是正勧告をうけたようです。
あわせて、未払いの時間外手当についても支給されたそうです。
(筑波大学/2006.09.14)(抜粋)時間外勤務等に係る労働基準監督署からの指導内容等及び改善措置について
筑波大学は、本年4月21日に土浦労働基準監督署から時間外勤務等管理について、是正勧告及び指導を受けました。これを踏まえて、全学事務系職員を対象とした時間外勤務の実態調査を実施し、今般、割増賃金の未払いが判明した職員に対して、給与を加算して支給しますので、下記の通りお知らせいたします。...(以下、略)...
今後の改善措置なども
「時間外勤務等に係る労働基準監督署からの指導内容等及び改善措置について」に明記されております。
例えば、
時間外勤務に関する相談窓口として、人事課長を窓口とした専用メールアドレスを用意したり、
一斉定時退勤日を設定する、など。
[関連サイト(当Blog過去記事)]
・香川大学 残業代不払いで是正勧告
・長崎大学 残業代不払いで是正勧告?
・新潟大学 賃金不払いで是正勧告?
コメント[1]
残業時間が増えたのは新日鉄ソリューションズが開発したUTASなる財務会計システムに欠陥が多く、しばしばハングアップして使用できなくなることがあることが原因のひとつ。会計を担当する職員はこのUTASなる欠陥システムを用いなければ会計業務を処理できず、それが業務時間の際限ない延長を招き、時間外勤務の増大をきたしたことが、サービス残業の増大につながった。この欠陥システムの生みの親新日鉄ソリューションズの親会社は新日鉄。これは吉武副学長の出身母体。このように副学長のいわば身内の関係企業が開発したシステムを欠陥システムにもかかわらず強引に導入した筑波大学や吉武氏には責任がないのだろうか?職員が残業を申告しづらい”雰囲気”のせいで申告をしなかったからサービス残業になったわけではない。欠陥システムを自分の関係企業から強引に導入させた吉武氏やなんでもトップダウンで事が動くと考えている筑波大学幹部の怠慢がこのような事態を生んだのではないだろうか?
ちなみにこの時間外勤務勤務に対する人事課長の相談メールであるが、大学人事課が各管理職に説明したところによると、匿名でも受付はするが、対応するかどうかは別であるという。つまり匿名の投書に対しては特段、何の対応もしないということもありえるということ。実名で投書する人間が果たして何人いるであろうか?本気で改善を考えているとは到底思えない。
Posted by UTAS at 2006年9月24日 21:29