2006年9月 5日

卒業証明書などをコンビニで!?

近い将来、卒業証明書などがコンビニで入手できるようになる・・・。

独立行政法人情報通信研究機構、株式会社セブン-イレブン・ジャパン、学校法人中央大学などで、実証実験が行われ、成功したようなのです。

私なりの解釈というか、簡単に説明しますと、
利用者がコンビニで証明書を発行しようとすると、
大学のシステムとセブン-イレブン・ジャパンのシステムがつながって、
認証(利用者が証明書発行可能かどうか、等)が行われて発行。


(セブン-イレブン・ジャパン/2006.08.30)(一部抜粋)

社会インフラを連携させた異なるCA間認証ローミング実証実験に成功
~安心・安全な社会インフラ連携を利用した新サービス創出にむけて~

情報通信研究機構(理事長:長尾真、以下 NICT)の委託研究「異なるCA間の認証ローミング技術に関する研究開発」プロジェクにおいて、株式会社テプコシステムズ(代表取締役社長:平井憲、以下テプシス)と三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏、以下三菱電機)は、既存の社会インフラ間で認証結果を共有する認証ローミング技術の実証実験を行い、その有効性を実証しました。具体的には、コンビニエンスストア・大学の2者間で利用者の認証情報の連携を行い、利用者がコンビニエンスストアで、大学が発行した在学・卒業証明書等を取得することに成功したものです。


//実験の流れ//

最初に、利用者はロックされている携帯電話を指紋認証にて解除します。ロック解除後の携帯電話を用いて中央大学証明書発行用サイトにログインします。ログイン後、在学・卒業証明書申請を行い、在学・卒業証明書を受け取りたいコンビニエンスストア(セブン-イレブン)を選択します。この時点で在学・卒業証明書のデータがセブン-イレブンのプリントサーバに送られます。同時に、印刷物を特定するプリントIDが発行されます。

その後、利用者は在学・卒業証明書を印刷するために、先に選択指定したセブン-イレブン店舗へ行き、マルチコピー機のプリントサービスを利用します。このときに、認証ローミング先に中央大学を選択することで、セブン-イレブンで利用者ユーザID登録を行わなくても、中央大学のユーザIDに基づいた本人認証が行われセブン-イレブンでのサービスを利用できます。
中央大学での認証後、携帯電話(今回は、プリントIDを登録しておきます)をICカード読取機に載せることでプリントIDを提示します。セブン-イレブンのプリントサーバ内の印刷データとの照合が行われ、申請した在学・卒業証明書が印刷されます。

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