2006年8月 9日

視覚障害のある大学職員のコンピュータ利用

マイクロソフトのサイトを何気なくのぞいていたところ、
「視覚障害のある大学職員がコンピュータ利用のため支援技術を利用」とう見出しを発見。

(マイクロソフト)(一部抜粋)

視覚障害のある大学職員がコンピュータ利用のため支援技術を利用 - オハイオ州ヤングズタウン州立大学

ヤングズタウン州立大学のキャリアサービス部長バーニー・カミンズさんは視覚障害を持っていますが、彼の才能や意欲、そして支援技術により仕事で長い成功を収めています。カミンズさんは AiSquared 社の Zoom Text Xtra (画面拡大ソフトウェア)の画面拡大機能を使用して文字や図を2~16倍に拡大して見ることで、生産性を維持した仕事をしています。


視覚障害は業績の妨げとはならない

カミンズさんは優秀なプロフェッショナルであり、視覚に障害があることが業績の妨げにはなっていません。カミンズさんは 1998年からヤングズタウンの部長を務めており、キャリアサービスには 27年近く在籍しています。カミンズさんはカンサス州ウィチタのウィチタ州立大学の卒業生で、同大学で 3つの学位を取得しています。卒業後はウィチタ州立大学で就職斡旋の仕事を 12年し、それからマサチューセッツ州ウォルサムのベントレーカレッジのキャリアサービス部長となりました。その後さらにアイダホ州立大学に勤務した後、現在のヤングズタウン州立大学にスカウトされました。その間に MBA も取得しています。

「ヤングズタウン州立大学はすべての人を大切にするキャンパス環境にすることを約束し、職員がその能力をフルに発揮できるよう支援しています。支援技術については、それぞれの個人のニーズに合わせた製品を選んでいます」とヤングズタウン州立大学の機会均等ダイバーシティ部長バーバラ・オートンさんは言います。


支援技術の提供は誰にとっても好都合

「支援技術を提供することは大学と職員の両方にとって好都合です。バーニー・カミンズさんの場合、彼がよりよい仕事をできるように支援技術を提供することは非常に喜ばしいことでした。比較的わずかな投資で大学は生産性が高い貴重な職員を得たのです」と言うのはヤングズタウン州立大学の人事労働関係部長、ヒューバート・チャットマンさんです。


テクノロジにアクセスできるように大学が措置を講じる

ヤングズタウン州立大学の技術担当課長ドナ・エスターリさんも同じことを言います。「大学はすべての学生や職員にテクノロジへのアクセスを提供することに賛成しています。特にすべての学生に高等教育を受ける機会を提供することを目指しているこの大学では、支援技術は非常に大きな役割を果たしています。今後、本大学では総合的なテクノロジマスター計画を開発して戦略計画をさらに拡張し、従来の学生や新しい学生、特別の措置が必要な学生、教授や職員がテクノロジにアクセスできるようにする予定です。また、障害を持った人々がアクセスできる必要性と重要性にも重点を置いています。すべての学生と職員にテクノロジの世界で学習、仕事、そして生活する方法を提供し、特別にそのテクノロジが必要とされる学生にとっては、少し前まで誰も想像できなかった世界をもたらすものです」。...

ところで、私は上記文中の
「機会均等ダイバーシティ部長」という役職名にびっくりしました。
いろいろな部署があるものですね・・・。

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