2006年7月15日

『月報私学7月号(No.103, 2006)』

日本私立学校振興・共済事業団が発行している『月報私学』にちょっと目をひかれた見出しがあったので、よんでみた。

(月報私学7月号(No.103, 2006))(一部抜粋)

私立大学のキャリア教育と卒業生

 事務職員の役割

 先日、同朋大学のキャリア支援センター長である加藤和彦氏が、東京の企業回りの折に私学事業団に立ち寄り、次のような話をされた。
 「私は、年間一〇〇くらいの企業に伺っています。現場に行くと、キャリア教育のヒントがたくさん得られます。企業の人事課長と話すと、欲しい人材は明るく元気で前向きな人だと本音を言ってくれます。公式にはコミュニケーション能力なんていいますけどね。私は、企業周りの際には、必ず卒業生に会ってきます。卒業生は皆とても喜んでくれ、大学でもっとこういうことをやって欲しいという意見が出てきます。OBだからこそ言ってくれる貴重な情報がたくさんあり、特に五〇代の卒業生が最も役に立つ情報をくれます。OBの言葉を聞いていると、教員のいうことを職員がただ聞いていればよいという大学は、時代遅れになってしまうのではないかという強い危機感を感じます。今後の職員は、企業ではどういう能力を求めているか、あるいは他大学と比べてどうなのかということを教員にどんどん指摘していくようでなければいけません。自分の大学のカリキュラムを点検しながら、それを変えていく核にならなければならないのです。教員にいわれたカリキュラムをやっているだけでは、教務課長とはいえない時代になりましたね」。...(略)...

大学職員は、「事務方」とよばれることがあります。
事務をしているだけが大学職員ではないのだと・・・・
これからは事務だけをしていてはダメなのだと・・・・
私は思うのです。

[関連サイト]
日本私立学校振興・共済事業団

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