2006年3月24日

中核派全学連委員長ら29人(2)

3.15にご紹介した法政大学の「中核派全学連委員長ら29人逮捕」の件で、法政大学がホームページに見解を公開しています。

(法政大学/2006.03.18)(抜粋)

法政大学市ケ谷キャンパスにおける学外者の侵入及び業務妨害行為について

3月14日(火)市ケ谷キャンパスで起きた「全学連」を名乗る学外団体による立看板撤去妨害行為について、法政大学の考え方を説明します。
 本学は、キャンパス内における立看板の設置や掲示物についての原則を定め、学内に対する周知を行ってきました。具体的には、立看板の設置や掲示物は本学学生を構成員とする学内団体に限定し、作成者の氏名、団体名及び連絡先等、身元を明らかにしたもののみ認めることとし、学外団体のものや違反したものは撤去するというものです。

 これに対して、「全学連」を名乗る学外団体は、「看板撤去作業粉砕」を掲げた立看板を無許可で設置し、3月13日(月)と14日(火)の両日にわたり、本学の警告を無視して学内に侵入し、拡声器を用いて大声で集会をしたり、事務室内に入り込み教職員の業務の妨害を繰り返した後、市ヶ谷周辺の街頭デモを行いました。
 本学は大学からの退去勧告と校内アナウンスを繰り返し、従わない場合は警察へ通報する旨再三にわたり警告しました。
 特に14日(火)は本学による無許可立看板の撤去日であり、これ以上「全学連」を名乗る学外団体の許されない行為を放置することは一般学生や近隣住民の方々に多大な迷惑をかけることであり、これ以上は放置できないものと判断しました。しかし、学内の力だけで事態を収束することは困難と考え、やむなく警察に通報せざるを得ない状況に至りました。

 本学は、思想信条や表現の自由を保証する立場を従来から堅持していますが、このようにキャンパスを混乱させる行為は絶対に認めることはできません。また、大学内であっても一般社会のルールは守らなければならないものと考えております。
 大学のキャンパス内で多数の学外者の逮捕者を出す結果となり、学内外の皆様にご心配をおかけしましたが、やむをえざる事態に対するご理解をいただきますようお願い致します。

[関連サイト]
法政大学

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