2006年1月19日

経営革新を実現させるプログラム。

昨年末(といっても11月末)に、電通パブリックリレーションズが大学の経営革新を実現されるプログラムを商品化しています。

電通というので、広報なのかな、と思ったんですが、
広報だけではなく、経営革新まで含まれているプログラムだそうです。

(電通パブリックリレーションズ/2005.11.29)(一部抜粋)


大学の経営革新を実現させるプログラム
 「全方位型コミュニケーション戦略」を開発

株式会社 電通パブリックリレーションズは、大学経営者に向けた総合PRプログラム『全方位型コミュニケーション戦略』を開発し、12月より商品化します。
大学を取り巻く環境は、需要減少と供給過剰により競争が激化しており、破綻が危惧される大学もあります。このような環境下での勝ち残りのためには、大学は、学生はもとより保護者、企業、行政、一般市民、中高教員など、多くのステークホルダーに対して全方位型の積極的なコミュニケーションを行うことが必要です。

全方位型のコミュニケーションを行うためには、高校生の志願者を増やす「マーケティング活動」に加え、大学の安定した基盤をつくる「経営活動」、社会の期待に応える「価値創造活動」、社会に対する「情報発信活動」の4つを満遍なく行ってゆく必要があります。

従来の大学の広告は、入試広報に特化したマーケティング活動が主流でしたが、弊社では、従来型広告と連携し、全方位に向けたコミュニケーションを行います。

このプログラムの内容は以下のとおりです。

(1) コミュニケーション・コンサルティング(人材研修、価値の創造)
 ・各種調査活動
 ・大学革新ビジョンの策定
 ・メディア・トレーニング、危機管理研修などの各種コミュニケーション研修
 ・カリキュラムや研究テーマの開発
 ・社会交流活動の推進

(2) 一般向け広報(社会からの信頼獲得、学生の就職率向上)
 ・経営者・教授・学生を題材としたPR計画の策定
 ・研究活動・社会貢献活動を主題としたPR計画の策定
 ・大学カルチャーの魅力づくり

(3) 入試向け広報(高校生の入学志望率増大)
 ・広告、パブリシティ、イベント、制作活動を組み合わせた広報計画の策定
 ・携帯電話とマスメディアを組み合わせたマーケティング手法の計画策定

費用は、1年間1,000万円~3,000万円程度のようです。

[関連サイト]
電通パブリックリレーションズ

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コメント[2]

こういう商品やコンサルがよくPRされてますが、導入されている大学というのはいくつくらいあるのでしょうかね?
また、導入してうまくいってるのでしょうかね?
ウチの大学も数年前事務組織改編の際にコンサルを入れましたが、結論から言えば失敗に近いです。
コンサルを使いこなす力量がなければコンサルの言いなりで、実態とかけ離れた状態になってしまいます。
そのような状態の組織をうまく動かすように変える議論が進められていますが、エネルギーがいる割にはうまくいっていないようです。

さすがに、コンサルの導入実績はあまりきいたことがありませんね。

コンサルを導入して、よい方向に導いてもらうには、どういう姿勢で大学側(経営、教員、職員)が臨むのがいいんでしょうかね・・・。