学術ファイルを共用するツール
アメリカの研究者たちが学術ファイルを共有するツールを開発したらしい。
もちろんまだ日本語版はない。
(日本語版はつくられるのだろうか・・・)
WinnyやWINMXのようなP2Pのツールのようだ。
だが、共有するファイルは、誰と共有するのかという設定ができるらしい・・・。
こりゃ、便利そうだ。
(ITmediaニュース/2005.09.22)米大学、学術ファイルの共有を容易にするツールを開発(一部引用)
米大学の研究者が学術目的で、セキュアなファイル共有ツールを開発した。
ステートカレッジ(Associated Press)
ペンシルベニア州立大学などの米大学の研究者らが、サイズの大きな学術ファイルの共有や検索を容易にするためのツールを開発した。このツールには、音楽や映画の違法取引との関連が強い技術が用いられている。
だが、エンターテインメント業界による苦情や訴訟を引き起こしている無料のピアツーピア(P2P)ファイル交換システムとは異なり、このLionShareツールを介してデータ交換を許可する人物は、個々のファイルを誰が閲覧できるかについて、制限を課すことができる。
このプロジェクトを始めたペンシルベニア州立大学のLionShare担当ディレクター、マイク・ハルム氏は次のように語っている。「すべては、人々がどのようにコンテンツを共有し、共有するコンテンツにどのような制限を課すかにかかっている」
このセキュアなプライベートネットワークは、写真、研究資料、授業の資料など、現行の技術では簡単にアクセスできない各種の情報を、教職員や研究者、学生が交換できるようにするためのものだ。
通常、研究者がデータを探す場合には、個々のリポジトリ(研究のデータベースや写真など、各種の大型ファイルを保存できる仮想倉庫)で、時間のかかる検索を個別に実行する必要がある。例えば、現状では、深海探検に関する大きなデータセットやビデオをダウンロードするのは難しいはずだ。
LionShareは現在テストが行われている段階で、一般には9月30日に公開される予定。ハルム氏によれば、LionShareはファイル共有の概念とリポジトリ検索の概念を単一の検索にまとめたものという。