2005年9月19日

盗難されたPCを回収 カルフォルニア大

カルフォルニア大学バークレー校で2005.3に盗まれたPCが回収されたようです。
PCの中にあった個人情報が漏洩したかどうかは不明とのことです。

それにしても、よかったですね。PCが戻ってきて・・・。

でも、問題は中の情報なんですよね。取り戻したいものは。

(CNN/2005.09.18)

個人情報9万8千人保存の盗難ノートパソコンを回収 米大学

サンフランシスコ──米カリフォルニア大学バークレー校(UCB)は17日までに、今年3月に同校の構内から盗まれた、卒業生など9万8369人の個人情報が入ったノートパソコンを回収したと発表した。捜査を続けていた大学警察によると、保存されていた個人情報が流出したかどうかは、わからないという。

このノートパソコンは今年3月11日、UCBの大学院事務室から盗まれたもので、1976年から2004年にかけて同校に出願したり在籍した学生の氏名や誕生日、住所、社会保険番号といった個人情報が保存されていた。同校の職員が、ノートパソコンを持ち出した女性を目撃した後に盗難が判明し、大学警察が捜査を行っていた。

大学警察によると、サンフランシスコの男性が4月14日に、ある女性からこのノートパソコンを購入。この男性は同19日、ノートパソコンをインターネット・オークションに出品し、同22日にサウスカロライナ州の男性へ販売した。

大学警察は6月1日、盗難ノートパソコンの場所をつきとめ、同8日にサンフランシスコの男性が盗品保持の疑いで逮捕された。この容疑者は、自分にノートパソコンを売った女性の名前などは知らないと話している。しかし、警察に語った女性の様相が、大学院事務室からノートパソコンを持って出て行った女性と似ているという。

回収されたノートパソコンは、FBIなどの捜査機関が設立したサイバー犯罪関連の調査を行う地域コンピュータフォレンジックス研究所(RCFL)に送られ、保存されていた情報に不正侵入などがあったかどうかの確認が行われた。

その結果、元々のデータは消去され、新しいオペレーティング・システム(OS)がインストールされていたため、盗難時に保存されていた個人情報に不正侵入があったかどうかは、わからなかったという。

サンフランシスコの容疑者は、オークション出品前にパソコンのデータを消去し、OSを再インストールするのは当然のことだと話している。また、購入したサウスカロライナ州の男性も、OSの再インストールを行っていた。

UCBでは、ノートパソコンの盗難以降、含まれていた個人情報が悪用された形跡がなく、盗難とその後の転売状況から、単なる物取りの犯行ではないかと見ている。

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