2005年9月18日

中国地方の某国立大学に証拠保全。

中国地方の国立大学で、ソフトの違法コピーが行われているとの情報提供によって、アドビとジャストシステムの2社がが裁判所に著作権侵害の申し出を行っていたようです。それにより、裁判所は大学に対し、証拠保全の実施を行ったようです。


(ビジネス ソフトウェア アライアンス/2005.09.15)

中国地方の国立大学に証拠保全を実施

-ソフト違法コピーの可能性、BSAへの情報提供で発覚-

安全で信頼できるデジタル社会の実現を推進するビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA、本部:米国ワシントンDC、会長:ロバート・ハリマン)は、BSAメンバー企業であるアドビ システムズ インコーポレイテッド及び株式会社ジャストシステムの申し出に基づき裁判所が2005年9月15日、中国地方の国立大学に対し、著作権侵害の可能性があるとして証拠保全手続きを実施したと発表いたしました。国立大学法人への著作権侵害の疑いによる証拠保全の実施は、本件が初めてのケースとなります。

本件は、BSAが組織内違法コピー問題解決のために設置している情報提供窓口(フリーダイヤル、Eメール、BSAホームページ)への情報提供がきっかけで、大学内で違法にコピーされたソフトウェアが使用されている可能性が発覚しました。

寄せられた情報の正確性を確認のうえ、大学内において著作権侵害の可能性が高いと判断。その後、BSAメンバー企業が大学に事実確認も含めて再三の通知ならびに面談を申し入れたにもかかわらず、誠意ある対応が得られませんでした。そのため、やむを得ずBSAメンバー企業が裁判所に著作権侵害に伴う証拠保全の申し立てを行い、今回それが認められ証拠保手続きの実施に至りました。

アドビといえば、PhotoshopなどのグラフィックソフトやPDF関連のソフトを扱っている企業で、株式会社ジャストシステムは一太郎が有名ですね。

さて、違法コピー・・・。

ごくごく簡単に書きます。
基本的に、パソコンのソフトを買うと、1台のみにインストールすることが可能です。
物理的に何台にもインストールできるものもありますが、使用条件として、1台にしかインストールしちゃいけないのです。


たとえば、職員Aさんがプライベートで購入したデジカメ画像の管理ソフトを、自宅のパソコンにもインストールして、さらには大学の自分のパソコンにもインストールした場合。これは違法です。


こういうことしている人が、周りにいませんか?

[関連サイト]
ビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA)
アドビシステムズ
株式会社ジャストシステム

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