2005年7月12日

就職サポートで、家庭訪問!?!?

京都創成大学が家庭訪問をして、就職活動の支援を始めたようです。
でも、学生の就職活動に「親」の意見は関係あるのでしょうか?

もちろん、まったく関係ないとはいえませんが、ちょっと私としては微妙です。

家庭訪問の場で、
学生の母「銀行とか、公務員とかになれればいいわねぇー」
学生本人「俺は、IT関連のベンチャー企業がいいんだよね」
学生の母「仕事は安定が一番なのよ」
などといった会話が交わされるのでしょうか・・・。

大学生ですよ・・・。

確かに多くの学生の場合、学費を払っているのは保護者でしょうから、学生への出資者として進路に口を出す資格はあると思います。まして、ですしね。

でも、大学生ですよ・・・。

うーーん、私としてはやはり微妙。

あ、でも就職活動を始めるにあたってのキッカケとしてはいいかもしれませんね。
実際に仕事をしている父親や母親とのコミュニケーションもうまれたりなんかして。

でも、このような他の大学とは違うことをやることはとてもいいと思います。
これの成果なのか、同大学は過去に就職率は100パーセントなときがあるようです。


[関連サイト]
京都創成大学

(京都新聞/2005.07.08)

大学生を家庭訪問
京都創成大、就職活動支援

 京都府北部唯一の4年制大学、京都創成大(福知山市)が本年度から、就職活動中の学生とその保護者を対象に、家庭訪問に乗り出した。親子が理想とする職種や考え方の相違を確認、将来像を明確にすることで就職後、企業とのミスマッチや離職が出ないようにするのがねらい。大学の担当者は「小規模の大学だからこそできるきめ細かな取り組み。学生の働く意識を高めるきっかけにもしたい」としている。

 同大は2000年に開学した。過去2回、卒業生を送り出し就職率は100パーセント。卒業後3年間は卒業生の相談にのる支援体制を組んでいる。家庭訪問は全国的に若者の離職率の高さが指摘される中、就職活動前に親子が十分に話し合い、将来の方向性を明確にしてもらおうと始めた。話す機会が少ない親子もおり、職業観が違うままだと、子どもが仕事で悩んだときに親がうまく助言できないこともあるという。

 対象は外国人留学生を除く68人。大手企業で就労経験のあるキャリアサポート室の眞下賢一室長が各家を訪れ、就職希望先を親子で話しているか質問したり、求人情報の提供、相談に応じている。下宿生の場合は、鳥取県倉吉市や兵庫県三田市など実家まで行く予定。家庭訪問を受けた女子学生(21)の母親 (49)=綾部市=は「家だとゆっくり落ち着いて親子の思いを伝えられる。安心感も出てありがたい」と好評だ。
 文部科学省高等教育局学生支援課は「詳しく調べてはいないが、同様の取り組みは聞かない。就職活動は学生の人生がかかっており、個別の対応が求められる中での大学の創意工夫の一つ」としている。

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