2005年6月17日

新「富山大学」学長に西頭徳三氏

富山大、富山医薬大、高岡短大の3大学が統合して誕生する富山大学の学長に、高岡短大学長の西頭徳三氏(67)が選出されたようです。

≪新≫富山大学学長

西頭 徳三 氏(専門:農業経済学)

80年 山口大農学部助教授
90年 愛媛大農学部教授 
00年 愛媛大副学長
03年 高岡短大学長
05年 富山大学長(予定)

(富山新聞)

新「富大」学長に西頭氏 選考会議、決選投票で過半数

 十月に統合する富大、富山医薬大、高岡短大の合同学長選考会議(議長・石坂誠一富山国際大名誉学長)は十五日、富大で開かれ、新「富大」の初代学長に高岡短大の西頭学長(67)を選出した。同会議では候補適任者四人を面接した上で委員二十三人が二度の無記名投票を行い、西頭氏が過半数を獲得した。西頭氏は会見で「地元市町村などと連携して、新大学から二十一世紀の地域社会のモデルを発信したい」と述べた。

 新学長は、閣議を経て七月一日に文科相が正式指名する。任期については、十月一日からいつまでとするか、新大学の発足と同時に学長選考会議を設置し、決定する。

 十五日の合同学長選考会議には、議会中の橘慶一郎高岡市長を除く二十三人が出席した。選考に先立ち、持ち時間一人四十五分で学長候補適任者四人の面接が行われた。富山医薬大の小野武年学長(66)、西頭氏、富大の塩澤和章理事・副学長(59)、県新世紀産業機構科学技術コーディネーターで県工業技術センター所長の南日康夫氏(71)の順で抱負を述べた。

 席上、十四日に各大学で行われた意向投票の結果が報告された。上位三氏の得票率は、富大が塩澤氏63%、西頭氏23%、南日氏8%、富山医薬大は小野氏81%、南日氏11%、塩澤氏5%、高岡短大は西頭氏92%、塩澤氏6%、南日氏1%だった。

 会議後、会見した議長の石坂氏は「意向投票は尊重でなく、あくまで参考であり、二十三人の投票で決定した」と述べた。関係者の話では、一回目の投票では票が割れ、西頭、小野、塩澤、南日氏の順となった。上位二人による決選投票では、再び西頭氏が小野氏を抑えて過半数の支持を得た。

 学長に選出された西頭氏は「少子化、北陸新幹線の開通など社会構造の変化を受け止め、金大、新潟大と競い合って新大学を発展させる」と意気込みを示した。
(2005/06/16)

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://university-staff.net/mt/mt-tb.cgi/1199