2005年6月 5日

600万円の寄付。

問題にはさらに問題があったようです。
大阪大学では、寄付は大学が管理しているようで(他の大学でも同じだと思いますけど)、大学側が関与しない教員個人への寄付は認められないようです。

捏造という問題があった上に、さらに寄付・・・。

なんだか、怪しいですね(汗)

(朝日新聞)

執筆学生が研究室に600万円を寄付 阪大論文捏造問題

 大阪大グループによる論文データの捏造(ねつぞう)問題で、論文の共著者である竹田潤二・医学系研究科教授の研究室が、主執筆者の学生から計約600万円の寄付を受けていたことが4日、大学の調査委員会の調べで分かった。このうち約200万円は竹田教授名義の口座に振り込まれており、大学の倫理規定に違反する可能性が高いという。

 関係者によると、寄付は02年から04年までに行われた。学生は02年に医学関係の本を出版しており、印税を寄付したとみられる。

 阪大の倫理規定は、大学が管理する正規の口座以外での寄付金受け取りを認めていない。竹田教授は調査委に対して「お金は研究費や研究室の行事に使っており、私的な流用は一切ない」と話しているという。

 調査委の委員長を務める遠山正彌・同研究科長は「論文問題との関連は別にして、倫理的に問題があるのは明らか。大学の綱紀粛正委員会で詳しい経緯を調べ、処分を検討したい」と話している。
(2005/06/04)

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