2005年5月25日

平安女学院大 キャンパス移転に伴う判決

平安女学院大が、滋賀県守山市のキャンパスを廃止したことに関する裁判。

学生からしてみたら、守山キャンパスが、家から近いことを理由に、
平安女学院大に進学することを決めた人もいるかと思います。

別キャンパスに通うことについては、大学側がなんらかの対応をとる必要はあると思います。
というか、対応してほしいと思います。学生サービスとして。

例えば、無料の寮を用意するとか、送迎バスを用意するとか、
インターネットで受講できるようにするとか・・・。

とりあえず、学生に不便を感じさせないようにすることが大切でしょうかね。

(日刊スポーツ)

大学移転反対の訴え認められず

 平安女学院大が滋賀県守山市のキャンパスを大阪府高槻市のキャンパスへ統合させた決定は不当として、同大4年の川戸佳代さん(21)が、大学を経営する京都市の学校法人に、守山市で就学する権利の確認などを求めた訴訟の判決で、大津地裁は23日、川戸さんの請求を退けた。

 大学側は、昨年4月に定員割れなどを理由に同キャンパスを廃止し、高槻に統合することを決定。川戸さんは「守山キャンパスで教育を受けることは就学契約上の重要事項。市や県が補助金を出す際もキャンパスの長期存続が約束されており、大学は守山で授業を続ける義務がある」と主張し提訴していた。

 稲葉重子裁判長は判決理由で就学権の確認について「訴えの利益を欠き、不適法」とした。大学と原告との間で結ばれた就学の契約は「特定された施設を利用させることまでは内容となっていない」として「卒業するまで(ずっと)守山で就学する権利は発生しない」とした。
(2005/05/23)

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