2005年5月13日

京都大学で1600名の情報のはいったPCが盗難

京都大学の研究室に泥棒がはいったようです。
デスクトップを1台含むパソコン計8台も盗まれているようです。
デスクトップを盗むなんて、大胆な犯行だと思いますケド・・・。

犯人は1名ではないんでしょうか???

個人情報保護法の全面施行によって「情報セキュリティ」が注目されていますが、
単に「セキュリティ」ということも忘れてはならないと思います。

大学は、高校や中学校などと違って、不審者を発見しにくい環境にあると思います。
まえにも書きましたが、その環境にどう対応するか、ということを怠ってはならないと思います。
たとえば、「地域の方が自由に出入りできるキャンパス」と宣伝していたならば、そのなかでも高セキュリティーゾーンを設けるとか・・・。

(京都大学) 教育学研究科におけるパソコンの盗難について

 教育学研究科では、5月4日(水曜日)から5日(木曜日)までの間に、同研究科建物の地階の研究室から、パソコン8台と部品や携帯ハードディスク4台等が盗まれ、それらのパソコンの一部に心理系同窓会名簿及び心理学研究室OB名簿(いずれも卒業年、氏名、住所、電話番号等の情報が保存)延べ約1,600 名の情報が入力されており、同研究科では、該当者に文書でお詫びと事情説明をしたと発表しました。会見した川崎教育学研究科長は、今回の事件で関係者に迷惑をかけたことに対して謝罪するとともに、今後、鍵の施錠の徹底等はかって防犯対策を強化し、また、個人情報の管理及び漏洩防止策に努めることを説明しました。

(京都大学-報道発表資料

報道関係各位               平成17年5月10日                  

                      京都大学大学院教育学研究科

      教育学研究科におけるパソコンの盗難について

 当研究科において、本年5月4日から5日にかけて、パソコンの盗難事件が発生しました。その概要は、以下のとおりであります。

 1.盗難にあったパソコンの内訳はノートパソコン7台、デスクトップ型パソコン1台、デスクトップ型パソコンの部品、および携帯ハードディスク4台であります。所轄警察署へは盗難発覚直後に通報し、被害届を提出いたしました。

 2.これらのパソコンの一部に教育学部心理系同窓会、大学院教育学研究科臨床心理学研究室OB名簿が保存されていることが判明いたしました。前者は1224件、後者は354件であります。

 3.個人情報が保存されている皆様には、個人情報の内容とそれらの漏洩の可能性について、文書で事情を説明し、理解をもとめております。

 4.なお、臨床心理の研究上のデータが入っておりましたが、固有名詞については記号を用いる等のことを徹底したものであり、個人が特定されることがないように、専門的な配慮をした情報として入力されておりました。

 5.盗難発覚後、各部屋、非常口、窓の施錠を徹底し、全教職員および学生に対し防犯のための周知徹底を行いました。

 6.個人情報の管理及び漏洩防止策については、研究科内の情報セキュリティ委員会で検討を進めていますが、さらに防犯・警備体制を強化し、個人情報管理の徹底について努める所存です。

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