『北方ジャーナル2015年10月号』
(月刊誌「北方ジャーナル」公式ブログ/2015.09.15)(一部抜粋)【特集】地方私大のゆくえ
学究の府、揺れる――。労使対立に端を発し、学部改革に伴う混乱を巡って理事会と教員の反目が続く札幌大学(札幌市豊平区、桑原真人学長)。任期半ばの学長更迭や関係者間の訴訟問題などで世論を賑わせている酪農学園大学(江別市、竹花一成学長)。ともに道内で約半世紀の歴史を持つ私学の周辺が、このところ妙に騒がしい。国の進める大学改革と歩調を合わせるように現場の軋み音が増えていくのは、なんとも皮肉なことだ。両者の因果関係はさておき、今号では迷走際立つ2大学の現状を、現場の声を通じてお届けしたい。アカデミズムの府の動揺は、何を語っているのか――。
【第一部 札幌大学】
最新報告
『深まる理事会と教員側の亀裂』【第二部 酪農学園大学】
Interview01
学校法人酪農学園理事長・麻田 信二さん
「これからの2年は正念場。職員一丸となって『改革』を」Interview02
酪農学園大学の存続を願う学生有志の会代表・栗本翔太さん
「少なからぬ学生の疑問に真っ当な説明が届いていない」