2024年7月23日

岡山大学 職員対象の「大学院修学支援制度」

岡山大学では、職員対象の「大学院修学支援制度」がスタートするようです。

(岡山大学/2024.06.27)(一部抜粋)

岡山大学「大学院修学支援制度」を始動~大学職員の高度化のひとつの手段としてナレッジワーカーとしての博士人材を育成・活用し、かつ大学法人経営や大学院改革の強化へ~

わが国における国立大学法人が置かれている環境は日々劇的に変化しており、従来(法人化前)と比べて業務が複雑化し、迅速性が求められ、そして高等教育機関である大学における教育研究活動の枠を超えた経験のない新たな業務等が増加しています。さらに現在、教員が担っている業務の一部が、教育研究時間の圧迫などにもなっており、またそれらは「教員」ではなく「高度専門人材」などが担うべき点も多くなってきています。これらの状況下において、大学職員の「高度化」を進め、知識から新しい価値を生み出すことのできるナレッジワーカーなどとしてのさらなる活躍が重要な点となっています。今回、この大学職員の高度化を成すためのひとつの手段として、ナレッジワーカーとしての博士人材の育成・活用を行い、その仕組みとして大学院修学支援制度を本年度秋学期から開始します。...(略)...

本制度の対象者は、本学の大学職員(事務職員、技術職員、図書職員など)であり、本学大学院を対象に修士と博士の学位取得を支援します。
 本年度は、まず技術職員の博士の学位取得として開始し、制度運用の微調整等を行います。来年度からは対象者を全大学職員に拡大し、修士の学位取得も開始します。
 主な運用点については、
(1)大学院修学に係る経費(入学料、標準修学年限に係る授業料その他入学及び履修に必要な納入金)は、大学法人が全額負担する。
(2)授業科目の履修のため勤務時間を割くときは、当該時間について職務専念義務を免除する。
(3)制度適用職員の健康及び福祉を確保するため、適正な就業体制を設定する。
(4)制度に手を挙げる際に上司の許可等は不要。また、修学支援期間中は人事異動の対象としない。
(5)出願(研究室選定)や研究計画等の準備において、URA[PDF]の相談サポートを得ることができる。
(6)博士人材としての職員のキャリアパスを再構築するため、大学法人組織改革を柔軟に行う。

などが挙げられます。...(略)...

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