2017年1月31日

苫小牧駒澤大学 平成30年度から設置法人変更

苫小牧駒澤大学を運営する学校法人駒澤大学は、
苫小牧駒澤大学の設置者について学校法人京都育英館に変更することを理事会で決定し、設置者変更等の申請手続きを進めるようです。

(苫小牧駒澤大学/2017.01.27)(一部抜粋)

苫小牧駒澤大学の設置法人変更のお知らせ

 学校法人駒澤大学は、苫小牧駒澤大学の設置者について学校法人京都育英館に変更することを理事会で決定し、設置者変更等の申請手続きを進めることといたしました。設置者変更等の申請が文部科学省に認可された場合、苫小牧駒澤大学は、平成30年度から学校法人京都育英館が運営することとなります。
 苫小牧駒澤大学は、「苫小牧大学誘致期成会」による12万人の署名を集めた陳情や、駒澤大学苫小牧短期大学による改組転換の要望など、地元の皆様の長年にわたる四年制大学誘致の要請を受け、平成10年4月に設置されました。苫小牧市と本法人との公私協力方式により、国際文化学部国際文化学科の単科大学として開学し、地域に唯一の四年制大学として、苫小牧市や地域社会、地元企業等と連携・協力しながら、教育・研究活動を進めてまいりました。
 しかしながら、開学当初は定員を上回る入学者を迎えたものの、18歳人口の減少や経済状況の影響を受けて年々入学者数が減少し、平成12年度以降は入学定員を満たせない状況となりました。この間、入学定員の削減や学科の改組、法人本部からの財政的・人的支援等を行ったものの、入学者数の減少に歯止めがかからず、平成20年度以降は大学単体での運営は不可能となりました。
 本法人は、この10年間、様々な対策を実施し、平成22年度からは理事会の下に委員会を設置して分析・検討のうえ、再生計画を実施してまいりましたが、苫小牧駒澤大学の経営改善には至らず、さらには法人全体の経営を圧迫するまでの状態となったため、本法人による運営では将来にわたる教育・研究活動の継続は難しいとの結論に達しました。しかしながら、苫小牧駒澤大学は、公私協力方式の大学として苫小牧市より有形無形の支援を受けて設置・運営されてきており、何としても苫小牧に四年制大学を残すべく、本学の教育・研究活動を引き継ぐ方法を模索いたしました。その結果、学校法人京都育英館に苫小牧駒澤大学の経営を移管することが最善の再生計画であるとして、本法人理事会において苫小牧駒澤大学の設置者を変更することといたしました。なお、苫小牧市より無償譲渡及び無償貸付されている士地については、今後、市と両法人とで協議いたします。
 これにより、苫小牧駒澤大学の教育・研究、全教職員、在学生、学生募集等の大学の管理・運営は、学校法人京都育英館のもとで継続・改善される見込みとなります。移管にあたっては、在学生の利益を第一に考え、最大限の配慮を行う所存です。関係者の皆様には、何卒事情をご賢察のうえご理解を賜りますようお願い申し上げます。
 学校法人駒澤大学は、この移管後も、駒澤大学附属苫小牧高等学校の運営を継続し、苫小牧において学校教育の責務を担って引き続き地域貢献してまいる所存ですので、今後とも、変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げます。

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