2016年2月23日

設置計画履行状況等調査の結果等について(平成27年度)

文部科学省は、
平成27年度の設置計画履行状況等調査の結果を公表しています。

なお、「設置計画履行状況等調査」は・・・

設置計画履行状況等調査(以下「アフターケア」という。)は、文部科学省令及び告示に基づき、大学の設置認可時等における留意事項及び授業科目の開設状況、教員組織の整備状況、その他の設置計画の履行状況について、各大学からの報告を求め、書面、面接又は実地により調査を行い、各大学の教育水準の維持・向上及びその主体的な改善・充実に資することを目的として実施するものである。
(文部科学省/2016.02.19)(一部抜粋)

設置計画履行状況等調査の結果等について(平成27年度)

//平成27年度調査結果の概要//
全対象450校のうち,是正意見及び改善意見が付された大学等は270校であり,意見が付されなかった大学等は180校であった。

全体としては,各大学等において設置計画が着実に履行されており,設置計画の変更があったものも,相応の理由ややむを得ない事情があったものと認められる。ただし,定員の不適切な管理や設置計画期間中の教育課程の大きな変更など,設置計画の履行という観点から不適切な事例も見られた。これらの状況は,学生の教育環境の悪化を招くものであり,教育の質の維持・向上の観点からも早急な改善が求められるものである。また,昨年度の調査の結果「是正意見」が付されたにも関わらず,対応が十分ではなく,「設置計画の履行の状況が著しく不適当な状態」に該当するおそれがあるものとして「警告」が付された事例や,改善意見を付されながら対応が不十分だとして「是正意見」を付された事例も見られた。
各大学等においては,設置認可申請に係る書類,あるいは届出に係る書類は,「各大学が社会に対して着実に実現していく構想を表したもの」であることを十分認識するとともに,特に下記の点について適切な対応をとるように改めて強く求めたい。

○ 入学志願者や社会からのニーズを適切に踏まえた定員設定となっていない結果として,開設以来未充足が続いている状態,一方で,適切な入学者選抜が行われていない等により,大幅に定員を超えて学生を受け入れている状態の大学など,収容定員が適切に管理されていない大学が見られた。このような状態が継続する場合,教育環境の悪化が懸念されることから,各大学等においては,学生や社会からのニーズを踏まえた適切な定員管理が求められる。

○ 教育課程の大幅な変更により体系性に疑義が生じているもの,教員の変更により主要授業科目を専任教員以外が担当しているもの等,大学設置基準等に抵触する大学も見られた。また,教員の減少等により,資格取得に必要な実習体制が適切に行われるか懸念されるものなど,学生に大きな影響を与えるような変更が見られた。設置計画は確実に履行することが前提であり,仮に止むを得ない事由により教育課程や教員の変更が生じた場合,適切に教員補充等の代替措置を講じ,教育に影響が出ないように配慮することが求められる。

○ 臨床実習,インターンシップ,海外研修等,学外における体験や研修を授業として取り入れる事例が多くあるが,それぞれ単位認定するためには,当該研修等の教育目標を明確にし,事前・事後の学修,実施中の指導体制,安全管理や不測の場合の連絡体制など,十分な計画の下で行われるべきである。

○ シラバスの記載内容が不十分,実習要項の記載に誤りや不明確な箇所がある等,学生が履修する上で活用すべき種々の情報が適切に提供されていないものが見られた。学生に対して教育等に関する情報を適切な形式で十分に提供することが必要であり,各大学等においては,組織的にその方法を検討し取り組むことが求められる。
...(略)...


トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://university-staff.net/mt/mt-tb.cgi/7265