2019年12月10日

大学アドミニストレーターのための雑誌『Blank:a(ブランカ)』オンライン版

カクタス・コミュニケーションズは、
大学アドミニストレーター、執行部のための雑誌のオンライン版をスタートさせたようです。

(カクタス・コミュニケーションズ/2019.12.10)(一部抜粋)

大学アドミニストレーター、執行部のための雑誌Blank:a(ブランカ)オンライン版がスタート

大学のベストプラクティスを世界に広めることを目指し、カクタス・コミュニケーションズが雑誌Blank:a(ブランカ)のオンライン版を起ち上げました。

学術界のグローバル化が進むにつれ、世界の研究者と大学はこれまで以上につながりを強めており、大学は国や地域を超えて世界で共通する課題を抱えています。現在多くの大学が、国際的な知名度とプレゼンスを向上させること、世界中から学生を集められる魅力ある大学を作ること、世界大学ランキングを向上させること、自学の研究水準の高さを伝えること、ダイバーシティの推進、研究者の幸福度と研究インパクトの上昇など、これまでになく非常に幅広い課題に取り組んでいます。しかし高等教育コミュニティ内で、大学同士が大学管理およびマネジメントの戦略や実践について学び合い、情報共有する機会は、グローバルレベルでも、国内でさえもまだまだ限られています。

こうした状況に取り組む大学をサポートするために、国際的なサイエンスコミュニケーションのリーディングカンパニーであるカクタス・コミュニケーションズ(CACTUS)は、世界の大学のベストプラクティスをシェアすることを目指す雑誌Blank:a(ブランカ)のオンライン版、Blank:a Onlineを起ち上げました。Blank:a Onlineは、英語、日本語、韓国語、中国語の4言語で公開されています。多言語で情報発信することにより、高等教育コミュニティにおける地域を超えた学び合い促進することが狙いです。

オンライン版起ち上げの経緯について、カクタス共同創業者/CEOのアビシェック・ゴエル(Abhishek Goel)は次のように述べています。「世界中の大学とコラボレーションする中で、各地の大学が似たような問題を抱えていることに気づきました。そうした問題に対する他の組織の取り組みを知ることができれば、同じ問題を抱える大学にとって有意義だと思ったのです。そこで我々の立場を活かし、大学の取り組み事例をインタビューし、雑誌にしてシェアするという活動を始めたところ、大学や研究機関から大きな反響がありました。このように学びをシェアし、地域や世界に共通する大学のトレンドやベストプラクティスを知ることで、大学の研究、運営、PRのアウトプットを迅速に改善することに微力ながら貢献できると考えています。」

Blank:aは、もともとは日本の大学で実践されている革新的な大学マネジメント方法や現場でのベストプラクティスを紹介することを目的に、紙媒体の雑誌として2017年に創刊されました。同誌の特集範囲は、やがて大学組織の国際化にもつながる可能性のある、大学の研究や教育の質の向上という領域にも広がりました。Blank:aの編集チームは、地域を超えた事例共有は日本国外においても重要なことであると確信し、2018年より雑誌を順次、英語、韓国語、中国語でも刊行開始しています。

Blank:aは、サクセスストーリーを紹介するだけのプラットフォームとは一線を画しています。Blank:aは、大学が、地理や文化の異なる他大学のベストプラクティスを知り、大学のアドミニストレーターが直面する現実的な問題について学ぶことを支援しています。大学が本誌の印刷版とオンライン版で取り上げられれば、世界にその存在をアピールすることができます。また、Blank:aは、ジャーナルや出版社が、クライアント、購読者、エンドユーザー(その大半は世界中の大学や研究機関)の課題や機会を理解するためのヒントにもなるでしょう。

[関連サイト]
雑誌Blank:a(ブランカ)オンライン版

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