2018年8月10日

東京医科大学 入学試験等における不正問題に関する内部調査について

東京医科大学は、
文部科学省大学支援事業と入学試験における不正問題に関する内部調査について、内部調査報告書を公表しています。

(東京医科大学/2018.08.07)(一部抜粋)

文部科学省大学支援事業と入学試験における不正問題に関する
内部調査報告書の受領と本学の今後の対応について

本学が選定を受けました文部科学省による大学支援事業と入学試験に関する不正問題を引き起こしましたことにつきましては、皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしておりますこと、また、社会の信頼を大いに裏切ることになりましたこと、心より深くお詫び申し上げます。

 昨日、本件に関する内部調査を依頼しておりました田辺総合法律事務所から、調査報告書を受領いたしました。同調査においては、前理事長・臼井正彦、前学長・鈴木衞による贈賄の疑い、および入学試験に関する不正行為が明らかになりました。国民の皆様、これまでに本学を受験された皆様、全ての大学関係者の皆様、ならびに本学学生と保護者の皆様には、改めて心より深くお詫び申し上げます。

 つきましては、調査報告書、および同報告を受けての本学の対応等につきまして、下記のとおり報告させていただきます。...(略)...


(3) 入試の採点方式
本件の原因として、東京医大の入試の採点方式の脆弱性が不正加点の機会を生んだとい う点が挙げられる。
すなわち、東京医大においては、入試の採点結果の集計を入試システムを利用して東京医大内の学務課の職員に行わせていたため、理事長や学長といった学務課に対する組織上 又は事実上の指揮権を有する者が同人らに働きかけることで、容易に得点を修正することができてしまった。しかも、今回実際に書き換え作業を担当していた学務課の職員が長年にわたって学務課に在籍し、入試業務に関与していたため、得点調整の事実が明るみに出なかった。...(略)...

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