2016年5月11日

公益社団法人 全国体育大学体育連合「大学スポーツ推進宣言」

公益社団法人 全国体育大学体育連合は、
「大学スポーツ推進宣言」を発表しており、2016.04.01時点での署名大学・短期大学は123校のようです。

(公益社団法人 全国体育大学体育連合/2016.03.22)(一部抜粋)

大学スポーツ推進宣言

大学における課外活動の意義は広く認識されています。廣中平祐山口大学学長(当時)を座長とする「大学における学生生活の充実に関する調査研究会」(旧文部省)は 2000 年 6 月に『大学における学生生活の充実方策について-学生の立場に立った大学づくりを目指して-』と題する報告書を公表しました。「教員中心の大学」から「学生中心の大学」へ視点を転換するとともに「正課外教育の意義を捉え直し、そのあり方について積極的に見直す」必要性を指摘しています。また、2007 年には日本私立大学連
盟が『大学生が人間として成長するために -正課外教育の重要性と再認識-』を発行し、再びこの問題についての提言をしています。「正課外活動」ではなく、「正課外教育」として、その教育的意義を強調しています。

『私立大学学生生活白書 2011』(日本私立大学連盟)によると、参加が多い課外活動の上位 3 位は、「体育会活動」(28%)、「文化・芸術活動」(27%)、「スポーツ・レクリエーション活動」(18%)で、スポーツが学生活動において大きな比重を占めていることがわかります。スポーツ系クラブ・サークルの活動を活性化するために多くの大学では、補助金の支給やリーダース・セミナーの開催などに取り組んでいますが、施設や経費、危機管理などの面で多くの課題を抱えています。
また、大学教育のユニバーサル化による学生の多様化は大学スポーツの多様化も招来しており、その支援の在り方も一律ではなく、大学の規模や歴史などの状況に応じて行うことが必要になってきています。(公社)全国大学体育連合が行った『課外スポーツ活動支援に関する調査』(2014 年)と『スポーツ・クラブ統括組織と学修支援・キャリア支援に関する調査』(2015 年)によると、スポーツ推薦制度を設けている大学は 31%、短期大学では 20%に上っています。そして、そのスポーツ推薦入試で入学する学生
が多い運動部学生への学修支援については、70%を超える大学がその必要性を感じているものの、十分には実施できていない状況にあります。しかし、大学教育の質保証の観点から、学修支援を強化し「文武両道」を掲げる大学や平日の公式試合をなくす取り組みをしている学生競技連盟も増えてきました。
そもそも、大学スポーツへの期待は高く、80%を超える大学が「運動部学生の人間的成長やリーダー養成」や「一般学生も含めた学生生活の充実」「学生や教職員の愛校心の醸成」「社会における大学のイメージやブランド力の向上」を期待しています。
そこで、私たちは、健やかで活気に満ちたキャンパスを実現するために、以下のように、大学スポーツの推進に取り組み、高等教育の充実を図り、社会に有為な人材を輩出することを宣言します。

1.学生の自主性を尊重しつつ、民主的で公明正大な組織運営、科学的・人道的コーチングや練習ができるように支援します。
2.運動部学生への学修支援やキャリア支援、リーダーシップ養成の充実に取り組みます。
3.上記の取り組みに対し、大学間で連携して取り組むとともに、行政や企業団体などへの協力要請を行います。

以上

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