2005年7月 7日

大東文化大学 6000人分のCD-ROM紛失(2)

昨日、大東文化大学の個人情報入りCD-ROM紛失についてご紹介しましたが、早速大学のHPに学長名でお知らせがありましたので、ご案内。

(大東文化大学)

同窓会へ提供した個人情報入りCD-ROM紛失問題について

新聞などで報道されましたように、恒例により本学が同窓会に提供した今春の卒業生と新入生約6,000名の氏名、住所など個人情報を入れたCD-ROMが紛失しており、関係者の方々にたいへんなご心配をおかけしておりますことを深くお詫びし、この経緯と対応についてご説明させていただきます。

Ⅰ 経緯 

(1)例年のとおり、本年2月25日に同窓会よりつぎの2点にかかわるデータの借用依頼があった。

 1.同窓会名簿補完のため、平成16年度新卒業者、専攻科および大学院修了者の氏名と住所・電話番号・就職先

 2.同窓会準会員募集のため、平成17年度入学者の氏名および父母(保証人)氏名・住所・電話番号

(2)この依頼について、3月15日に学長より個人情報保護規程と体制の整備、目的外使用の禁止、データ使用記録の報告などの条件付で例年どおり提供することを通知した。同窓会は上記条件の遵守を確約し、同窓会個人情報保護規程を制定することになったので、4月30日にCD-ROMを提供した。この間、本学は学生・父母(保証人)に個人情報の保護・取り扱いについて文書などで説明を行った。

(3)同窓会は、同日そのCD-ROMを契約担当者に板橋西郵便局から速達郵便で送付したところ、届いていないとのことで、契約担当者ポストのセキュリティを実地検分するとともに、5月11日に板橋西郵便局に「郵便物事故申告書」を提出し、調査を依頼した。
この調査依頼は受理されたが、調査結果の報告には、3カ月近くかかるかも知れないとの対応であった。

(4)このような事情説明のもとに、5月16日同窓会より、5月29日開催予定の同窓会総会開催通知発送のため、データの再度借用の依頼があった。
  同窓会総会日時の切迫している事情に配慮し、紛失CD-ROM調査の督促、データの厳重管理、利用後の返還を条件にして、この依頼に応じた。

(5)同窓会に対して、日本郵政公社関東支社郵便事業部(監査担当課東京監査係担当)から、5月23日と6月7日付け文書で、「不着の原因」が不明であること、当該郵便物を「発見することができず、たいへんご迷惑をかけました」との陳謝があったが、再度、調査の徹底を依頼した。

 以上が、経緯の概要ですが、早い時期にこのことを公表し、万全の対応をすべきところ、日本郵政公社の最終調査結果を待ったため、時機を逸したことは申し訳なく存じます。幸いほぼ2カ月を経過した現在、CD-ROMが第三者に流出した形跡はなく、また個人情報に関する被害届もありません。なお、経緯の概要については、これまでも学内関係機関に報告し、不測の事態への対処に備えてきました。

Ⅱ 今後の対応

今回の事態について改めて深刻に受けとめ、早急に学内関係機関で協議したうえ、紛失中の個人情報対象者へのお詫びと事情説明を行い、不測の事態への対応を図るとともに、同窓会に対し、厳重な注意を行う予定でありますので、ご賢察いただけますようお願い申し上げます。

なお、この件についてのご質問ご意見等は、学務部学務課にお寄せ下さい。

TEL 03-5399-7333、 FAX 03-5399-7334

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